インタビュー
世界とのつながりに目を向けること
原大樹氏
2021年8月1日 366ページビュー 6カ月以上 アメリカ合衆国 大学【留学体験の概要】
留学した時期・期間: 2019/8-2020/3(2020/5の予定がコロナにより早まった)/8カ月
留学先(国、学校名):アメリカ ネブラスカ州 ネブラスカ大学
学習内容:移民・難民問題、グローバリゼーションについて
【インタビュー相手にとっての留学意義】
【留学しようと思った理由やきっかけは何ですか。】
地球儀を見るのが好きだったことや海外の歴史を学ぶことを通して昔から海外に興味を持っていました。高校3年生の時に留学を視野に入れるようになり、大学入学後配属されたゼミの留学生と交流をするうちにさらに海外のことを知りたいと思うようになり、そこで経済的にも援助が手厚い交換留学の制度を知り交換留学を決意しました。移民や難民の問題、グローバリゼーションといった自身の学術的な興味もまた留学の理由の一つです。
【留学に行く前の英語力はどの程度でしたか。また、どんな学習方法を通して留学前の英語力を伸ばしましたか。】
入学時点で文法は習得できていたのですが、とにかくスピーキングとリスニングができませんでした。そこでLEAPという英語の授業を履修したのですが、そこでもはじめは先生が何を言っているのかわからない、宿題も話すことができないから聞けずわからない、という状態でした。これをきっかけにECZに通うようになり、とにかく話す、聞くということに重点を置くようになりました。夏休みの間は偶然海外のドラマにはまり、結果的に春学期授業のアウトプットやリスニング力の向上にもなりましたし実際ドラマを見る中で聞き取れるようになってきたなという実感も出てきました。
【留学中に困ったことはありましたか。】
公共交通機関がなかったことです。スーパーに行くためにも車が必須なのでどうしても必要な場合は友人に頼んで送ってもらったりしました。もう一つはネブラスカ州の気候が日本と異なり寒暖差が大きかったことです。ネブラスカ州は中西部に位置していて例えば前日-15度で雪が降っていたのに翌日には晴れて10度など、気温差が激しく自分を含め留学生を中心に体調を崩す人が多かったです。それからご存じの通りアメリカはハイカロリーで重い食事が多いので気を付けないと本当にすぐ太ってしまいますし実際自分自身肌荒れもしたりしました。日本食が恋しかったです。
インタビュー実施日:2020/12/16
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
フットワークを軽くして色々なことを経験して、さらにそれを周りの人や自分のキャリアにアウトプットしてほしい。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと、今後行いたいこと」
今回取材するにあたって初め私はあまり留学先の気候などの違いに深く注意を向けていなかったのですが、留学先で困ったことをうかがってからは自分が思う以上に気候や食事面での体調管理等、様々な面で自己管理が必要であると感じました。原さんは人モノの世界中のつながりに目を向けていて、お話を聞くだけでも私の知らない世界のつながりや違いがまだまだあるんだなと実感しました。このインタビュー自体も実は私にとっては挑戦でもあって、何かと理由を見つけてつい億劫な私でも自分の興味あること、知らないことにまずは挑戦しよう、と思えました。
インタビューアー:菅藤晶(社会学部 社会心理学科 1学年)